内容説明
男女二人の思想家のあいだの膨大な文通をあますところなく収録した思想史上初の書簡集。1巻では、学位論文「アウグスティヌスにおける愛の概念」のやりとりにはじまり、亡命国アメリカと敗戦国ドイツの現状分析、『罪責問題』と『全体主義の起原』の相互の著作の進行状況や批評、パレスティナ問題をめぐる議論、マッカーシズムのはじまりなど、1926‐1953年の150通を収録。対話から生まれた戦後世界への透徹した批評と真の思索の姿を読みやすく伝える、魅力つきない希有の書である。
男女二人の思想家のあいだの膨大な文通をあますところなく収録した思想史上初の書簡集。1巻では、学位論文「アウグスティヌスにおける愛の概念」のやりとりにはじまり、亡命国アメリカと敗戦国ドイツの現状分析、『罪責問題』と『全体主義の起原』の相互の著作の進行状況や批評、パレスティナ問題をめぐる議論、マッカーシズムのはじまりなど、1926‐1953年の150通を収録。対話から生まれた戦後世界への透徹した批評と真の思索の姿を読みやすく伝える、魅力つきない希有の書である。