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友愛のポリティックス〈1〉

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  • サイズ A5判/ページ数 298p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622070238
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C3010

内容説明

冷戦の終焉と呼ばれる事態、世界の政治状況に生じた多くの危機的な変化を見据えながら、驚くべき密度と速度で展開されるデリダの思考を伝える主著。全二巻。

目次

第1章 寡頭制―名づけること、枚挙すること、数え上げること
第2章 友愛によって愛すること―おそらく 名詞と副詞
第3章 この狂った「真実」―友愛という正しい名
第4章 再来する亡友(「民主制」の名において)
第5章 絶対的敵対について―哲学の原因にして政治的なものの幽霊
第6章 誓約、共謀、兄弟になること、あるいは「武装せる」問い
第7章 私に連れ添う者

著者等紹介

デリダ,ジャック[デリダ,ジャック][Derrida,Jacques]
1930年アルジェに生まれる。フランスの哲学者・思想家。現在、社会科学高等研究院教授。『グラマトロジーについて』(1967)『エクリチュールと差異』(1967)『絵画における真理』(1978)など、つねに時代に刺激を与えつづけているデリダは、1990年代以降にも『他の岬』(1991)をはじめ続々と問題作を発表している

鵜飼哲[ウカイサトシ]
1955年東京に生まれる。京都大学大学院文学研究科卒業。フランス文学・思想専攻。現在、一橋大学大学院言語社会研究科教授

大西雅一郎[オオニシマサイチロウ]
1955年大阪府に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科仏語仏文学博士課程中退。パリ第一大学留学。フランス文学・現代思想専攻。現在、成蹊大学教授

松葉祥一[マツバショウイチ]
1955年大阪に生まれる。同志社大学大学院文学部哲学・倫理学専攻博士課程単位取得退学、パリ第八大学大学院文学部哲学科博士課程単位取得退学、現在神戸市看護大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

「アリストテレスが深く親しんでいた言葉。おおわが友たちよ、一人も友がいない。」(モンテーニュ「友愛について」より)

ギリシャの賢人による、この最後の言葉、最後の意志、この遺言的格言は、時間の底からわれわれに到来する。低いため息とともに吐き出され、伝承され、翻訳され、たくさんの言葉に移送もされて。しかし、この呼びかけは、おそらく、ある新しい学を求めているのだ。まるでそれが、ある奇妙な文献学を代価として愛されるにまかせることに同意するのは、ある、いまだ来るべき哲学のためでしかないかのように。

本書は、この言葉をめぐって変奏曲のように繰り出される、デリダによる西欧哲学の脱構築である。ニーチェによる転倒(「おおわが敵たちよ、一人も敵がいない!」)、そしてカール・シュミットによる友/敵の究極論理としての「政治的なものの概念」、さらにはフランス革命においてキリスト教の兄弟愛=友愛から排除された女性たち。

冷戦の終焉と呼ばれる事態、世界の政治状況に生じた多くの危機的な変化を見据えながら、驚くべき密度と速度で展開されるデリダの思考を伝える主要著作。

全2巻。


ジャック・デリダ(Jacques Derrida)
1930年アルジェに生まれる。フランスの哲学者・思想家。現在、社会科学高等研究院教授.『グラマトロジーについて』(1967)『エクリチュールと差異』(1967)『絵画における真理』(1978)など、つねに時代に刺激を与えつづけているデリダは、1990年代にも『他の岬』(1991)をはじめ続々と問題作を発表している。Du droit a la philosophie (Galilee, 1990) Jacques Derrida (Seuil, 1991) La Fausse Monnaie(Donner le Temps I) (Galilee, 1991)は小社より刊行予定。最新著作にVoyous (Galilee, 2003)。


鵜飼 哲(うかい・さとし)
1955年東京に生まれる。京都大学大学院文学研究科卒業。フランス文学・思想専攻。現在、一橋大学大学院言語社会研究科教授。著書『抵抗への招待』(みすず書房、1997)『償いのアルケオロジー』(河出書房新社、1997)ほか。訳書 ジュネ『恋する虜』(共訳、人文書院、1994)『アルベルト・ジャコメッティのアトリエ』(編訳、現代企画室、1999)デリダ『他の岬』(共訳、みすず書房、1993)『盲者の記憶』(同、1998)ほか。

大西雅一郎(おおにし・まさいちろう)
1955年大阪府に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科仏語仏文学博士課程中退。パリ第一大学留学。フランス文学・現代思想専攻。現在、成蹊大学教授。訳書 コフマン『窒息した言葉』(未知谷、1995)ナンシー他『共同‐体』(松籟社、1996)ナンシー『哲学の忘却』(同、2000)『神的な様々の場』(同、2001)ルナン他『国民とは何か』(共訳、インスクリプト、1997)ほか。

松葉祥一(まつば・しょういち)
1955年大阪に生まれる。同志社大学大学院文学部哲学・倫理学専攻博士課程単位取得退学、パリ第八大学大学院文学部哲学科博士課程単位取得退学、現在神戸市看護大学教授。著書『哲学者たちは授業中』(共著、ナカニシヤ書店、1997)、Immersing in the Concrete (Co-editor, Kluwer Academic Publishers, 1998)、『普遍性か差異か』(共著、藤原書店、2001)ほか。訳書 デリダ他『現象学のデフォルマシオン』(共訳、現代企画室、1988)ナンシー編『主体の後に誰が来るのか?』(共訳、現代企画室、1996)ベン・ジェルーン『娘に語る人種差別』(青土社、1998)バリバール『市民権の哲学』(同、2000)ほか。