北の星たち―新渡戸稲造、内村鑑三、有島武郎

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北の星たち―新渡戸稲造、内村鑑三、有島武郎

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560091302
  • NDC分類 281
  • Cコード C0095

出版社内容情報

間もなく開校150年を迎える北海道大学は、「少年よ大志を抱け」で知られるW・S・クラークを初代教頭に迎えた札幌農学校を始まりとする。
この第2期生に、新渡戸稲造と内村鑑三、遅れて19期生に有島武郎がいた。三人はともにクリスチャンとなり、クラークの故郷、マサチューセッツ州の大学に留学、本場のフロンティア精神を学び、晩年はそれぞれ軽井沢で過ごし、日本人の近代化精神を切り開いてきた。
新渡戸の大志は、国際平和と日米の交流を実現するため、日本の青少年教育に心身を注いだ点にあった。内村は、キリスト教が日本の風土のなかで育つのを目ざし、絶対平和主義者として非戦論を唱えた。有島は社会主義者へと転向して、札幌の農場を小作人に解放したりした。
本書は、教育者、宗教思想家、作家という一見異なる道を歩んだ三人三様の人生を、一方でクラークという人物を縦糸に、もう一方で札幌と軽井沢という地域を横糸に、それぞれの関連各地を取材しながら、ドキュメンタリーとして彼らの精神を浮かび上がらせた、異色の論評である。

内容説明

札幌農学校で青春の日々を送り、初代教頭クラークの大志を受け継ぎながら、晩年を軽井沢で過ごした「北大三傑」の人生を、多くの取材を重ねながら、運命の糸を紡ぐがごとく鮮やかに描く。

目次

もうひとつの軽井沢物語
軽井沢夏期大学
W.S.クラークの教え
パウロとヨナタン―札幌農学校の日々
ボーイズ、ビー、アンビシャス
有島武郎、わが青春の札幌
内村鑑三の「アメリカ体験」
新渡戸稲造『武士道』を書く
内村鑑三『代表的日本人』を読む
有島武郎『生れ出づる悩み』
惜みなく愛は奪う
カナダ、オークベイの朝
軽井沢、星野遊学堂
「北の星たち」が伝えたこと

著者等紹介

芦原伸[アシハラシン]
1946年生まれ、名古屋育ち。北海道大学文学部卒。ノンフィクション作家、紀行作家。日本旅行作家協会、日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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trazom

104
札幌農学校に学んだ三人に共通する教養・人格・国際性に思いを馳せ、彼らの足跡を辿りながら、著者は思いを巡らせる。私はこういう静かで深い思索の本が好きだ。でも、クラーク博士は帰国後、鉱山事業に失敗し詐欺師と批判され、新渡戸氏の「太平洋の架け橋」は崩落、内村氏は背教者に悩み、有島氏は情死する。大志を抱いても叶うことのない現実。これほどの人格や良心が報われることのない社会。三人に宮部金吾氏と佐藤昌介氏を合わせた北の五つの星たちの輝きは何処に行ったのだろう。著者は、その遺志は今なお脈々と引き継がれていると言うが…。2024/12/01

chuji

1
久喜市立中央図書館の本。2024年9月初版。初出記載無し。副タイトルが新渡戸稲造、内村鑑三、有島武郎とあるのに、クラーク博士の話や余談も多く、評伝・紀行文・エッセイ等が混在して纏まりがない。2024/11/16

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