内容説明
タレスよりホワイトヘッドにいたる自然観の歴史をたどり、哲学と科学との間の深い裂け目に哲学の側から橋を架けることによって、一つの答えを与えようと試みた。
目次
第1部 ギリシアの宇宙論(イオニア学派;ピュタゴラス学派;アリストテレス)
第2部 ルネサンス期の自然観(十六および十七世紀;十八世紀;ヘーゲル・現代の自然観への移行)
第3部 現代の自然観(生命の概念;現代物理学;現代の宇宙論)
著者等紹介
コリングウッド,R.G.[コリングウッド,R.G.][Collingwood,Robin George]
1889‐1943。1889年ランカシャー州コニストンで生れる。ラグビー、オックスフォードに学ぶ。その間哲学を自分の使命とみなしながら、歴史学と考古学に熱中する。1912年オックスフォードのペンブローク・カレッジのフェローに選ばれ、哲学とローマ史を講ずる。1935‐41年ウェインフリートの形而上学教授をつとめ、30年代の哲学の実証主義的風潮のなかで、ひとり形而上学の名を標榜する。1943年没
平林康之[ヒラバヤシヤスユキ]
1926年東京に生れる。1948年東京大学文学部卒業。現在、名古屋大学名誉教授
大沼忠弘[オオヌマタダヒロ]
1940年埼玉県に生れる。1969年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。名古屋大学教授、宗教儀礼研究所所長を経て、現在株式会社オシリス代表取締役
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