出版社内容情報
とりわけ『永井荷風論』に心を惹かれた。刺戟的な指摘…荷風晩年の詩に対する批評もいい。堀口大学も愛誦したのじゃないかなんて、創造力の楽しい遊び。(丸谷才一/毎日新聞2001.4.22)
全5巻
内容説明
定型詩の冒険を試みた詩集『さえずりきこう』から偏奇館主人の風景を詩人の眼から描いたユニークな長篇作家論(決定版)まで。さらに、抒情と戦慄に充ちた三短篇と小説をめぐるエッセイ群。
著者等紹介
飯島耕一[イイジマコウイチ]
1930年岡山に生まれる。1952年東京大学文学部仏文科卒業。国学院大学教授を経て、2000年3月まで明治大学教授。1953年詩集『他人の空』(ユリイカ)。1955年シュルレアリスム研究会をつくって数年間続いた。詩集に『ゴヤのファースト・ネームは』(高見順賞)、『夜を夢想する小太陽の独言』(現代詩人賞)、『虹の喜劇』、『猫と桃』などがあり、評論集に『日本のシュールレアリスム』、『アポリネール』、『萩原朔太郎論』、『北原白秋ノート』(歴程賞)、『シュルレアリスムという伝説』、『現代詩が若かったころ』などがある。他に小説『暗殺百美人』(ドゥ・マゴ文学賞)、『六波羅カプリチョス』がある
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