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詩人が贈る絵本
ジョーイと誕生日の贈り物

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  • サイズ B5判/ページ数 1冊(ペ/高さ 24cm
  • 商品コード 9784622047278
  • NDC分類 E
  • Cコード C8797

出版社内容情報

プリンスとジョーイ、2匹のねずみの冒険と成長と心の交感を、2人の女性詩人のコンビでおくる。

内容説明

「ぼくの名はプリンス。きみはだれ?」「ぼくの名はジョーイ。きみの友だちさ」夏のある日、かごに入れられて街から農場へやってきた白ねずみのプリンスと、農場の屋根裏部屋で103びきの仲間たちといっしょに暮らすはつかねずみのジョーイは、はじめて出会う。いつもひとりぼっちだった街のねずみのプリンスと、農場以外の世の中のことを知らないけれども、いつも元気なジョーイのあいだには、いつか深い友情が育ってゆく。…けれども、カエデの木の葉が突然あかくなって、秋がやってくれば、2ひきのねずみは夏の友だちと別れなければならない。優しさが、胸にみちてくる。だれの心の中にも、きっと、ジョーイやプリンスのように、かけがえのない友だちをもとめるちいさなねずみがいるにちがいない。

著者等紹介

クーミン,マキシン[Kumin,Maxine]
クーミン(1925年生まれ)は73年に、セクストン(1928年生まれ)は67年に、ともにピューリツァー賞を受けた。北米を代表する2人の女性詩人は、無二の親友として知られたが、ながく心の病に苦しんだセクストンは、74年46歳の誕生日にみずから死をえらんだ。『ジョーイと誕生日の贈り物』は、2人の詩人の遺された友情の記念である。この小さな物語のモデルは、セクストンの次女ジョイスの飼っていたサッサフラスという名のねずみと、ニュー・ハンプシャー州のクーミンの夏の家のねずみ。クーミンによれば、「私たちはこの物語の鍵となる―誕生日の贈り物というのは、けっして逃げだしたりしない―という1行を、先に考えついたのはどっちか、よく言い争った」。プリンスがセクストン、ジョーイがクーミンである

ネス,イーヴリン[Ness,Evaline]
1911年、オハイオ州生まれ、雑誌「セヴンティーン」のイラストレーターとして頭角をあらわした後、ローマで絵をまなびなおし、絵本作家として活動をはじめ、コールデコット賞を受けた。晩年バハマ諸島のナッソーに住み、独特のタペストリー作家としても名をなしたが、1986年にニューヨークで没
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gtn

15
自分が生きるべき場所を使命のように捉えるならば、それもまた良い。2020/07/04

timeturner

3
野ネズミと白ネズミの友情がかわいらしくて、でもちょっぴり切なくて。しかし、ここまで飼い主を思いやれるネズミはふつういないだろうなあ(^^;)。イーヴリン・ネスのちょっと墨絵っぽさもある絵が落ち着きを感じさせて内容に合っている。2015/06/18

Mai

0
簡単に言えば「田舎のねずみと都会のねずみ」みたいな話。違うところは、そのふたりの友情を、見て見ぬふりをして支える犬と男の子の存在。彼らの存在が胸を熱くする。「誕生日の贈り物というのは、けっして逃げ出したりしない」というフレーズが象徴的。その信念を守るために、ふたりのねずみは別れを選んだ。 2人の女流作家の共作だが、うち一人のアン・セクストンは精神を病んで46歳で自殺したとのこと。もしその裏に、絶対的な信頼のある世界への希求があったとしたなら、そしてそれが叶わないことを契機とした自死だったとしたらなお辛い。2025/04/26

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