出版社内容情報
本書に収録されている論文は、出淵博さんが、30年以上にわたり様々なメディアに書きついだもの。
第1巻『 イェイツとの対話』ともども著者の息づかいがうかがわれる、美しい論文集である。
第2巻には、著作集未収論文、エッセイ、書評など一覧も添えられている。
内容説明
エリオットの「伝統と個人」論、エンプソンの「曖昧」の探求からバルト、脱構築まで。20世紀の文学批評の流れと眼目を展望・抽出し、テクストの核を自らの言葉に置換する冒険へ!全2巻完結。
目次
1 英米現代批評の「現在」
2 エンプソンの意義
3 国際的な環
4 フライの存在
5 解釈学/ディコンストラクション
6 詩学に向けて
7 T.S.エリオット登場前後
8 日本の英文学界と学者批評家たち