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出版社内容情報
後期印象派展を初めて組織して英国にセンセーションを起こした、ラスキンに並ぶ批評家の評伝。
内容説明
ロジャー・フライは厳格なクエーカー教徒の家に生まれ、最初は科学者を志したが、ケンブリッジ大学に進むやしだいに絵画に魅かれ、画家=美術評論家へと転進した。自ら絵を描くのと平行して、精力的に講演や執筆をこなし、若い画家たちを先導した。1910年には「第一回後期印象派展」を組織して、イギリスに「おそろしい興奮」を引き起こした―ウルフはこのユニークな画家=美術評論家の生涯を、その生い立ちからブルームズベリー・グループとの交友、メトロポリタンやオメガ工房との関係、セザンヌへの注目、さらに戦争の歳月を経て晩年へと辿りつつ明らかにしてゆく。イギリスの美術界を一新させたフライ、その多様かつブリリアントな「精神の運動」を描いた作家の手になる創造的な伝記。
目次
1 幼年期・学校
2 ケンブリッジ
3 ロンドン・イタリア・パリ
4 チェルシー・結婚
5 仕事
6 アメリカ
7 後期印象派の画家
8 オメガ
9 戦争の歳月
10 ヴィジョンとデザイン
11 トランスフォーメーション
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