文学と旅―ゲーテ トーマス・マン イタリア

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  • サイズ B6判/ページ数 235p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784622045441
  • NDC分類 944
  • Cコード C1098

出版社内容情報

ゲーテからローマやパリへ、文学と都市をめぐる批評と思い出を記した、碩学による豊饒な成果。

内容説明

本書は、クルティウスが「ルクセンブルク新聞」に寄稿した19篇のエッセー・紀行文・書評を集成したものである。ここには、この硯学が鍾愛した作家や土地、すなわちゲーテをはじめホーフマンスタール、ヘルダーリン等の文学への考察、さらに永遠の都ローマ、ヴェネツィア、ヴィチェンツァ、パリ等の旅行記が収められている。

目次

ドイツ精神の心理学
ドイツ便り。ドイツ文学通信(フランツ・ブライ『近代文学の大動物寓話』)
ドイツ便り。トーマス・マンと共和国
技術の哲学(リヒァルト・N・クーデンホーフェ=カレルギー『技術の弁明』)
グンドルフの『ゲーテ』
ドイツ的とロマン的―寸評
ヘルマン・バール(ヘルマン・バール『自画像』)
夏と詩人たち
ドイツ文学通信(フーゴー・フォン・ホーフマンスタール編『ドイツ読本』)
ドイツ・ロマン主義の解明(ヨーゼフ・ナードラー『ベルリンのロマン主義』)
ヘルダーリン(ルートヴィヒ・フォン・ピーゲノート『ヘルダーリン』)
イタリアの印象
パリの印象
イタリアの秋
トーマス・マンの『魔の山』
ある皇帝伝(エミール・ルートヴィヒ『ヴィルヘルム二世』)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

PETE

1
一次大戦後のハイパーインフレに苦しむ中、ベルギーの新聞に連載した記事の書籍化。前半のドイツ文化・精神に関する気負った記事は、そもそも単一のドイツ文化を措定する無理を感じるが、書評、イタリア旅行記は、当時の世相、出版文化を感じさせる愉しいものだった。2023/10/31

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