出版社内容情報
現代日本の芸術のあらゆるジャンルに深い影響を与えた瀧口修造。シュルレアリスムをその生誕とともに生き、真の創造する人でもあった。この巨人の半世紀をこえる全仕事を14冊のコレクションに集成。
目次
1 幻想画家論(ボッス;グリューネウァルト;ピエロ・ディ・コジモ;ラ・トゥール;ルドン;ゴーギャン;アンソール;ムンク;スーティン;クレー;エルンスト;デュシャン)
2 ヨーロッパ紀行―1958(ヴェニス・ビエンナーレ展に出席して;ヴェニス国際美術展;ダリを訪ねて スペインのちぎれた旅行記;クレー巡礼 スイス日記抄;アンドレ・ブルトンの書斎;フォンターナ訪問記;アンリ・ミショーを訪ねる;イッテン氏の作品を見て;見えない出会い アルベルト・ジァコメッティ;アントニオ#タピエス;バウル・クレー展の意義;ルチオ・フォンタナ;スタインバーグの『新しい世界』 ほか)
3 自らを語る(超現実主義と私の詩的体験;美術評論家の某日メモ;自成蹊;西脇さんと私;私の一冊『近代芸術』;ハーバート・リードのこと;日録;遺書)
インタビュー(日本のアバンギャルド;シュルレアリスムと時代)
対談 ブサイの鳥とニルヴァーナと〔ほか〕
滝口修造・自筆年譜および補遺