出版社内容情報
多発する事件、グローバル化の波。技術者倫理の確立に向けた、はじめての体系的入門書。全2巻。
内容説明
多発する重大事件、グローバル化の波。急務とされるエンジニアの倫理規範確立に向けた、初めての体系的入門書!豊富なケーススタディを通じて、責任あるプロフェッショナルへの道をさぐる。
目次
序章 倫理問題を考えるために―用語と概念(価値と価値判断;道徳的権利と道徳規則;道徳的性格と責任;プライヴァシー、秘密、知的財産、法)
第1章 設計としての倫理―倫理問題を正当に取り扱うとは
第2章 プロフェッショナルとしての責任の基盤と範囲
第3章 プロフェッショナルとしてのエンジニアの主要な責任
第4章 プロフェッショナルの行動の二つのモデル―チャレンジャー号爆発と59階建てビルの危機(ロジャー・ボイジョリーとチャレンジャー号爆発;「59階建てビルの危機」とウィリアム・ルメジャー;結論―ボイジョリーとルメジャーの比較)
著者等紹介
ウィットベック,C.[Whitbeck,Caroline]
ウェルズリー・カレッジで数学を学び、ボストン大学で哲学の修士号を、マサチューセッツ工科大学(MIT)で同じく哲学の博士号を取得。MIT教授として活躍後、現在はケース・ウェスターン・リザーヴ大学ビーマー=シュナイダー倫理学特別教授職にあり、哲学科および機械/航空工学科で教えている。科学、技術、医療の哲学を専門とするが、アメリカにおける科学技術倫理の研究・教育の第一人者でもある。厖大な情報量を誇るウェブ・サイトThe Online Ethics Center for Engineering & Scienceを主宰。Committee on Science,Engineering,and Public Policy of the National Academy of Sciences,National Academy of Engineering,and Institute of Medicine,On Being a Scientist,second edition,National Academy Press,1995(米国科学アカデミー編『科学者をめざす君たちへ』池内了訳、化学同人、1996)の編集にも参画。技術倫理への貢献により米国科学振興協会(AAAS)のフェローに選出されている
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