医療倫理〈1〉よりよい決定のための事例分析

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  • サイズ A5判/ページ数 356,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622041146
  • NDC分類 490.15
  • Cコード C3047

出版社内容情報

医師による自殺幇助、中絶、体外受精など、豊富な具体的事例を通して現代の〈生と死〉を考える。
全2巻・完結

「本書の大きな特徴は、医療倫理ないし生命倫理に関する古典的・典型的な事例を詳しく紹介しかつ多面的に掘りさげている点にある。一つの見晴らしのよい展望を与えてくれる良質のスタンダード・テキストであり、丹念な翻訳とともに、タイムリーな出版を歓迎したい」(広井良典/日本経済新聞 2001.3.25)
「第1巻では、代理母、植物状態の患者の延命問題などが扱われていたが、第2巻では動物実験以外にも、心臓移植、エイズの強制検査など、この種の微妙で難解な問題が取り上げられている。その記述は冷静沈着で、対立する考え方がともに配慮されており、バランスがとれている。…この本が妙なマニュアルのように扱われ、倫理が一種の手続きに化けてしまわないことを祈る」(金森修/読売新聞 2001.4.8)

内容説明

“よき医師”がなぜ患者の自律と対立するのか?進化する医療のかげで、問い直される生命の意味。中絶に揺れ尊厳死を模索したアメリカの経験から新たな道をさぐる独創的な事例集。最新2000年版。

目次

医療倫理における道徳的推論と倫理理論
第1部 死と死にゆく過程についての古典的事例(昏睡―カレン・クィンランとナンシー・クルーザン;死にたいという要請―エリザベス・ボービアとラリー・マカフィー;医師による死の幇助―オレゴン州における合法化)
第2部 生命の始まりについての古典的事例(生殖補助医療―ルイーズ・ブラウンの事例とその後の展開;代理出産―ベビー・M;中絶―ケネス・エデリン;障害のある新生児を死なせる―ベビー・ジェーン・ドウ)

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