出版社内容情報
波動と粒子の矛盾はどう調和されるか。量子力学の基礎を独創的な構成で解説する。待望の改訂版。
内容説明
いっそう読みやすくなった“Tomonaga’s量子力学”。初歩から学べる現代物理学の最高峰。
目次
第6章 物質の波動論
第7章 Schr¨odinger方程式
第8章 Schr¨odinger関数の物理的意味
第9章 量子力学的状態
第10章 多粒子系と波動場
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
70
昔読んだ時もかなり難しいと思っていましたが、この2の方は読んでいても、理解できるのが2割も行かないかという感じです。理論をすべて数式で表現している気がして私には朝永さんの随筆のようなやさしい本の方が無難なようです。2017/07/20
shin_ash
7
読むのに大変時間がかかって内容も大変難しく、なんとなく納得する程度の理解しかできなかったが、量子力学がどう言うものか?の雰囲気は理解できた様に思う。元々全3巻で企画されていた様でⅡである本書でも最後にフェルミオンが出てきて終わりでスピンの話は幻の次巻に持ち越される。著者の意図を汲んで「角運動量とスピン」が書かれた様でこれが事実上のⅢ巻の様だ。量子力学は数学の体系で構成されているので、使うのであれば式の使い方が把握できていればいいのだろう。一方、私は量子力学ユーザーではなくその内容が知りたかったので、本書の2025/11/15
roughfractus02
7
前巻では行列力学までの前期量子論を仮説の行程として直観の届く範囲で辿った。が、本書では直観を超えた波動性と粒子性を前提とし、対比的な説明が施される。古典力学と量子力学の対比では、新概念の創出やジレンマの解消、量子力学が導出する結果と古典力学の一致が確認される。ド・ブロイ方程式とシュレーディンガー方程式の対比からは飛び飛びのエネルギー単位が導出され、回析と干渉が確認され、ボルツマンの原理と不確定性原理の違いが明確になる。多粒子系でのボーズ粒子、フェルミ粒子の反対称性と密接なパウリの排他原理の説明も鮮やかだ。2022/04/06
hiro-suke
1
図書館で借りたのですが、1巻が書荷になかったのでとりあえず2巻を借りて読みました。2013/11/23
嘉村 崇宏
0
一日で読み終わるボクもどうかしてる。2013/05/18




