出版社内容情報
波動と粒子の矛盾はどう調和されるか。量子力学の基礎を独創的な構成で解説する。待望の改訂版。
内容説明
いっそう読みやすくなった“Tomonaga’s量子力学”。初歩から学べる現代物理学の最高峰。
目次
第6章 物質の波動論
第7章 Schr¨odinger方程式
第8章 Schr¨odinger関数の物理的意味
第9章 量子力学的状態
第10章 多粒子系と波動場
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
69
昔読んだ時もかなり難しいと思っていましたが、この2の方は読んでいても、理解できるのが2割も行かないかという感じです。理論をすべて数式で表現している気がして私には朝永さんの随筆のようなやさしい本の方が無難なようです。2017/07/20
roughfractus02
6
前巻では行列力学までの前期量子論を仮説の行程として直観の届く範囲で辿った。が、本書では直観を超えた波動性と粒子性を前提とし、対比的な説明が施される。古典力学と量子力学の対比では、新概念の創出やジレンマの解消、量子力学が導出する結果と古典力学の一致が確認される。ド・ブロイ方程式とシュレーディンガー方程式の対比からは飛び飛びのエネルギー単位が導出され、回析と干渉が確認され、ボルツマンの原理と不確定性原理の違いが明確になる。多粒子系でのボーズ粒子、フェルミ粒子の反対称性と密接なパウリの排他原理の説明も鮮やかだ。2022/04/06
hiro-suke
1
図書館で借りたのですが、1巻が書荷になかったのでとりあえず2巻を借りて読みました。2013/11/23
嘉村 崇宏
0
一日で読み終わるボクもどうかしてる。2013/05/18
tanipo
0
1952年初版。Ⅱはド・ブロイからシュレディンガー方程式,粒子統計まで。 難易度(1-5):☆☆☆2020/08/30