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出版社内容情報
現代日本を創ったものは明治維新であり、政治革命は同時に文明革命だった。その核心はジャーナリズムすなわち新聞・雑誌の誕生である。
「明治初期新聞発達史概説」ほか19篇。著者の研究の原点をなす売笑政策・下層社会論は、ここ10年にようやくにして改めて問題化されてきているテーマでもある。全編を通して日本近代化の世論を映す新聞・雑誌の生態を克明に分析。
刊行より10年を経て、新しい世紀が訪れ、今まさに再点検したいテーマの原点を論じ尽くす。
内容説明
著書は近代日本の新聞雑誌の収蔵のメッカともいうべき東大法学部「明治新聞雑誌文庫」に35年の間勤務した。本書は著者の研究と資料紹介、また、その発想原点を示す文章を集めている。
目次
第1部(明治初期新聞史概説;明治初期の新聞社の株式組織に就て;明治11年‐同14年の新聞界;『東洋自由新聞』;『内外政党事情』に就て―改進党の1機関として;筆禍に現われた大小新聞の性質―明治11年に於ける;子安峻;『遐邇新聞』発行に関する若干の資料 ほか)
第2部(明治前期政党関係新聞紙経営史料集)
第3部(明治初期の売笑政策;海外における日本売笑婦について―明治20年代の状態;『明治前期労働事情・都市下層社会』解題;横山源之助著『日本之下層社会』の成立―その書史的考証;横山源之助の資料補遺;『明治前期の都市下層社会』解説;馬場辰猪;横山源之助)