歴史・レトリック・立証

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  • サイズ B6判/ページ数 212p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622030904
  • NDC分類 204
  • Cコード C1010

内容説明

歴史(ヒストリー)は虚構(フィクション)なのか。過去の出来事は復元できないのか。ニーチェからフローベールまで、表象と真実をめぐるギンズブルグの最新論集。

目次

序章 歴史・レトリック・立証
第1章 アリストテレスと歴史、もう一度
第2章 ロレンツォ・ヴァッラと「コンスタンティヌスの寄進」
第3章 他者の声―近世初期イエズス会士たちの歴史叙述における対話的要素
第4章 空白を解読する

著者等紹介

ギンズブルグ,カルロ[Ginzburg,Carlo]
歴史家。1939年イタリアのトリーノに生まれる。ピサ高等師範学校専修課程修了。長らくボローニャ大学で近世史講座の教授職にあったのち、現在はカリフォルニア大学ロスアンジェルス校で教えている。邦訳のある主要著書に杉山光信訳『チーズとうじ虫―16世紀の一粉挽屋の世界像』(みすず書房、1984[原著1976])、上村忠男訳『夜の合戦―16-17世紀の魔術と農耕信仰』(みすず書房、1986[1966])、竹山博英訳『神話・寓意・徴候』(せりか書房、1988[1986])、竹山博英訳『闇の歴史―サバトの解読』(せりか書房、1992[1989])、上村忠男・堤康徳訳『裁判官と歴史家』(平凡社、1992[1991])、森尾総夫訳『ピエロ・デッラ・フランチェスカの謎』(みすず書房、1998[1994])

上村忠男[ウエムラタダオ]
1941年兵庫県尼崎市に生まれる。1968年東京大学大学院社会学研究科(国際関係論)修士課程修了。現在東京外国語大学大学院地域文化研究科教授。学問論・思想史専攻。著書に『ヴィーコの懐疑』(みすず書房、1988)、『クリオの手鏡―20世紀イタリアの思想家たち』(平凡社、1989)、『歴史家と母たち―カルロ・ギンズブルグ論』(未来社、1994)、『ヘテロトピアの思考』(未来社、1996)、『バロック人ヴィーコ』(みすず書房、1998)ほか、訳書にギンズブルグの上記2訳書のほか、G・B・ヴィーコ『学問の方法』(共訳、岩波文庫、1987)、同『イタリア人の太古の知恵』(法政大学出版局、1988)、B・クローチェ『思考としての歴史と行動としての歴史』(未来社、1988)、G・C・スピヴァク『サバルタンは語ることができるか』(みすず書房、1998)、A・グラムシ『知識人と権力』(みすず書房、1999)など多数
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

7
H・ホワイトの懐疑主義は、歴史記述の修辞のみに注目し、立証と無関係で真理と対立するものと捉えられた。著者は、このような歴史観に対して、修辞の概念を推論から分離したキケロの説得術的な使用まで遡り、それ以前のアリストテレス『弁論術』では、遡行推理(エンテュメーマ:一般には「省略三段論法」)として扱われていた点に注目する。著者は歴史を、歪んだガラスを通して元の像を見るという喩えを用いて、修辞と立証を両立させつつ真理を探求する論理として擁護する。その際、断片的でローカルなものとして歴史が捉え直される点が興味深い。2020/04/07

brzbb

0
懐疑主義でもなく素朴な実証主義でもないというのはよくわかるのだが、個別の具体的な議論になると、(たぶん歴史学の知識がないせいで)ほとんどついていけなかった。第4章ではフローベールの断片化された小説を映画のフィルムのコマに喩えている。2014/01/08

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