出版社内容情報
高い評価を得てきた人間の発達段階理論をさらに深化・発展させた「エリクソンの世界」の集大成。
内容説明
本書では、人格発達を誕生から老年にいたるまでの、ライフサイクルの各段階で葛藤と混乱を経て形成されていくアイデンティティの問題としてとらえている。これによつて、従来、性器的成熟という生物学的概念に支配されていた成年期、老年期等の人生の諸段階は、次元を超えて新しい人間学を切り開くものとなった。本書は、各発達段階に簡潔な要約を与え、さらに理論の深化、発展を示している。
目次
1 序論―「外界」に関する歴史的覚書
2 心理・性的なものと世代のサイクル
3 心理・社会的発達の主要な段階
4 自我とエトス―結論