出版社内容情報
アメリカの同一性についての省察、ヒトラーの児童期の伝説など、心理社会的な発達理論の原点。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
7
前巻第3部で著者は、子供と玩具の関係に自我と社会の関係を見出し、その変容と危機を老年期までの7段階に分けたライフサイクルを時系列的に検討した。ここで著者は明確にフロイトの性を超えて社会的な心理の発達に軸を移す。ここから、本巻全体にわたる第4部では、子供と玩具の関係は機械化された現代人と機械との関係に社会化され、20世紀のドイツ、アメリカ、ロシア(ソ連)の地理空間的な違いを検討する。ヒトラーの自伝やゴーリキーに関する映画、アメリカ企業のボス主義の自我の独自の関わりが、幼児期の主要な危機との関連から考察される2021/11/14
godubdub
1
二巻は、第4部から。文化論のような装いになる。アメリカ、ドイツ、ロシアを取り上げており、一巻とは違った視点で味読すると含蓄が深い。2017/10/20
diet8
0
あまり記憶に残っていない2013/08/29
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- 和書
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