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サリヴァンの生涯〈2〉

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  • サイズ A5判/ページ数 312,/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784622021957
  • NDC分類 289

出版社内容情報

治療の実態、ラスウェルらとの共同研究、フロム夫妻との交流、1949年の死まで。後半生を描く。
サリヴァンの雑誌「サイカイアトリー」の編集者が描く、サリヴァンの姿。初版1988年 

全2巻

2002年7月復刊:本体\6500

内容説明

今世紀のアメリカ精神医学の歩みを考えるとき、ハリー・スタック・サリヴァンの果した役割はあまりに大きい。本書は、サリヴァンの雑誌『サイカイアトリー』の常任編集者であり、晩年の彼のよき聞き役であり、その後彼の遺稿の編集にあたったペリー女史による、本格的な伝記である。第2巻では、シェパード・アンド・イノック・プラット病院時代、ニューヨーク時代、チェスナット・ロッジ病院時代のサリヴァンの烈しい診療、教育、診療指導の実態を中心に、人類学者サピーアや政治学者ラスウェルとの共同研究、エーリッヒ・フロム、フリーダ・フロム=ライヒマン、カレン・ホーナイらとの交流、そして世界平和を願い、国際会議出席のため1949年1月14日パリに客死するまでを、つぶさに描いている。巻末には、訳者によるサリヴァン著作総目録、年表、家系図を付した。

目次

第26章 フェレンチ・シャーンドルの影響
第27章 アドルフ・マイヤーの影響
第28章 エドワード・サピーアと出会う
第29章 シカゴ社会学派を発見する
第30章 代弁者となる
第31章 シェパードを去る
第32章 斧の落下
第33章 おぼつかない移行期
第34章 クラレンス・H.ベリンジャー
第35章 経済学の一問題
第36章 自由の身となること
第37章 ニューヨーク市における生活のテンポ
第38章 一つのインスティチューションを発明する
第39章 研究中心
第40章 財団の地平を拡大する
第41章 ベセズダ暮らし
第42章 ヒロシマの後
第43章 1949年1月14日、パリ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ポカホンタス

2
雑誌でサリヴァン特集をするのにまず読んだのがこの本。以前より所持はしていたけど大冊なので手が出なかった。いろいろと謎の多い、そして奇矯なところも多いサリヴァンという人物に肉薄する労作。サリヴァンの遺稿の出版をめぐるトラブルで、遺稿の編集から排除されてしまったペリーさんの切ない思いが滲んでいる。訳者の中井氏も、そのペリーさんの心情を汲みながら感情をこめて訳したと語っている。2010/09/20

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