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シーニュ〈2〉

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  • サイズ A5判/ページ数 340p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622019367
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C3010

出版社内容情報

シーニュ、signes、しるし、目じるし、徴候、気配、形跡、(嵐の)予兆、(病気の)症状……。あるいは(感情・意思の)表示、表情、身振り、合図、標章、符号、記号、信号……。
死の前年1960年に著者によって選択しまとめられ、そう名づけられた本書は複雑なニュアンスと重い手ごたえを感じさせる。サルトルと共に考え行動し、レ・タン・モデルヌを編集していた著者とけることのない背離のまま世を去っていったことを知るわれわれにとっては、屈折の多い序文から始まり、密度の高い言語論、フッサール論と読み進み政治論にいたるとき、深刻な思いに捉えられるのである。モーリス・メルロー=ポンティの哲学と現実の政治に対するまなざしと……。それを解明する鍵を、読者はこの書のなかからどのように把握されるであろうか。

目次

6 哲学者とその影
7 生成するベルグソン像
8 アインシュタインと理性の危機
9 モンテーニュを読む
10 マキアヴェリ覚え書
11 人間と逆行性
12 発言

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Bevel

4
新訳にないものでは「人間と逆行性」が好きだな。「われわれとしてはただ、現代政治のこうした諸性格(=「狂乱した弁証法」)から結局のところ、戦争というものがそれほど深い動機をもつものではないことが証明された、とだけ申しておきましょう。たとえ、それにもかかわらず戦争が起ったとしても、それが不可避だったということは何びとにも許されないのです。というのは、今日の世界の真の問題は、二つのイデオロギーの敵対関係からよりも、いずれの側でも制御できないある種の巨大な事実の前での彼らの共通の混乱からきているものだからです」2023/01/04

OHAGI

0
論文執筆のため。2013/11/29

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