ワイマール・エチュード

ワイマール・エチュード

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  • サイズ A5判/ページ数 410,/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784622017745
  • NDC分類 234.072
  • Cコード C3010

出版社内容情報

共和国を彩る人々――マイネッケ、ラーテナウ、ハイデッガーら、亡命者の香り高い回想と考察。

内容説明

〈ペリクレス時代〉とよばれる共和国を彩る人々―マイネッケ、ラーテナウ、ブレヒト、ムジール、ハイデッカーら。亡命者の経験が発酵した香り高い回想と同時代への鋭い考察。

目次

プレリュード(帝国と共和国―自伝的断章;表現主義とカフェ文化;知識人とワイマール国家)
巨匠(フリードリヒ・マイネッケとドイツ自由主義の悲劇;ヴァルター・ラーテナウ―ムージルのアルンハイムかマンのナフタか?;ヘルマン・ヘッセ再読;ある身うちについての回想;ハイデッガーとヒトラー―精神と政治の不調和;ブレヒトの個人的政見;あるナショナル・ボルシェヴィストへの鎮魂歌;エーリヒ・ミューザーム(1878‐1934)―百年の覚え書)
モチーフ(非合理主義と理性の麻痺―化膿する古傷;文化的反乱としての侵略―ドイツの場合;ワイマールは必然だったのか?―1918年から21年にかけてのレーテ運動と革命理論;ワイマール文化―郷愁と修正)
コーダ(亡命者であること―旧時代人の個人的、政治的回想)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

K.H.

8
昔から気になっていた本。タイトルから、ヴァイマル期のドイツ国民による民主主義への(失敗に終わった)練習、ということなのかと勝手に思っていた。実際は著者のヴァイマル期研究の遺稿をその死後にまとめたもの。モノグラフィーへの準備稿、ということらしい。章タイトルとして音楽用語が付されているのが小憎らしい。とはいえ、亡命ユダヤ人であり同時代を体験している著者の自伝を交えた中身は読み応えがある。著者の情念が籠った遺構を世に出した編者たちに拍手を送りたい。2024/10/04

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