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出版社内容情報
「頭が悪い」と診断された子供たちが自らの才能を発見し、自信をもつまで。現場からのレポート。
内容説明
勉強ができない、学校になじめない、そんな子供たちには「頭が悪い」「愚鈍」というレッテルが貼られる。本書の舞台となるのは、こうした世間の望む〈社会適応型〉の枠からはみだしてしまった子供たちのための学校(補助学校)である。この学校の教師イェッゲは,生徒たちの実態をレポートしている。彼の受け持ちは12歳から16歳までのむずかしい時期の子供たち。著者との人間的な交わりを通して、子供たちは自らの隠れた才能を発見し、自信をもち、見ちがえるように生きいきとしてくる。本書にはその過程がみごとに描かれている。現代日本の教育と社会への警告の書でもある。
目次
リューディが補助学校に入った経緯
愚鈍な生徒は、ほんとに愚鈍か?
「愚鈍な」生徒の表現型
「学習障害児」
教育的・治療的問題について
補償的問題について
「出生前の知能」について