出版社内容情報
五輪での活躍が期待される日本女子代表.急速にレベルアップを遂げる世界の女子サッカー事情やLリーグ,地域クラブ,ジュニア年代の育成など,人気急上昇の女子サッカーの魅力を紹介する.澤選手・酒井選手のインタビューも収録.
目次
1 ここまできた!日本の女子サッカー(世界の王者アメリカとも対等の試合を見せる;日本の女子チーム第一号は神戸で誕生 ほか)
2 世界の女子サッカー(サッカーの未来は女性の手に;記録に残る最古の試合は一八九五年 ほか)
3 日本の女子サッカー事情(L・リーグにつながる組織の確立が課題;男子の天皇杯にあたる全日本女子選手権大会 ほか)
4 日本女子サッカーリーグ(L・リーグ)(YKK AP東北女子サッカー部フラッパーズ;さいたまレイナスFC ほか)
5 対談 沢穂希選手・酒井与恵選手
著者等紹介
大住良之[オオスミヨシユキ]
フリーランスのサッカージャーナリスト。1951年神奈川県横須賀市生まれ。74年一橋大学卒業。同年、ベースボール・マガジン社入社。「サッカー・マガジン」編集長を経て88年よりフリーとなる。女子サッカーチームFC PAF監督
大原智子[オオハラトモコ]
フリーランスのエディター/ライター。1957年三重県伊勢市生まれ。80年実践女子大学を卒業後、同窓生と女子サッカーチーム「FC PAF」を設立、現在も関東女子リーグ加盟の同チームでMFとして活躍。81~84年日本女子代表
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感想・レビュー
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再び読書
8
流石に10年前という古さを感じさせる内容だった。表紙の澤さんが若いしね顔まるいしってのが、内容についても言えるが本音です。こんな古い本を今時読むのがわるいんでしょうが、現在男子よりも洗練されている女子サッカーの創生期が語られている。またチームも現在Lリーグからなでしこに変わっており、ほとんど名前が残っていない。ここ10年での進化を逆に感じられる。ワールドカップ優勝という快挙を成し遂げたなでしこジャパン、これからも期待出来ます。男子よりというのが、皮肉になりますが・・・2013/12/07
Humbaba
2
サッカーは誰でも参加できる気軽なスポーツである.かつては女性はプレー出来なかったが,それはもはや昔の話である.度のようなものであっても,最初は困難がつきまとうものであるが,その辛さを乗り越えたところに新しい未来が開かれている.2011/11/05
Decoy
1
この本が出版されたのは、日本女子サッカーのアテネ・オリンピック出場が決まっていた2004年8月。この時点ではオリンピック出場自体が目標に近く、その実現だけでもかなり感動的な出来事だったことがうかがえる。それからわずか7年! 今回のワールドカップ優勝は、単なる“快挙”ではなく、世界スポーツ史上でも類を見ないほどの“シンデレラ・ストーリー”だったのではないか? 7年前の代表で今回も活躍した選手が、澤穂希をはじめ何人もいるのである。彼女たちの気の遠くなるような努力を思い、読んでいて時々目頭が熱くなった。2011/07/23
148cm
0
3~4年前に読んだのを、いま改めて。自分がかかわる物事の流れ、「歴史」をつかんでおくのは大事なことです。2012/06/29