内容説明
ＧＮＰ世界第２位、膨大な貿易黒字。この幻想の繁栄を造り出すために、いかに多くの犠牲が払われてきたことか。現代日本の経済・精神状況への根元的批判。
目次
経済と人間
経済的合理主義をこえるもの
民族と平和のために
現代社会とキリスト教
現代とキリスト教
社会科学とキリスト教
大正デモクラシーにおける二つの自由―内村鑑三を中心として
経済発展と経済人―「ホモ・エコノミクス」と「パーリア・カピタリスムス」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がっち
1
キリスト教的な経済の見方。経済がどんなに発展しても、人間というとこに根付くのが経済である。面白い展開である。近代経済の問題点をこのキリスト的な価値観から語るものはなかなかないかと思う。2013/06/03
