出版社内容情報
プシュケーと姉オリュアルの神話を、愛と良心の本質への問いを秘めて描く壮麗なファンタジー。
映画情報：
『永遠の愛に生きて』
内容説明
小さな国グロームには三人の王女があった。末娘のプシュケーはことのほか美しく、その姉オリュアルは彼女に限りない愛を注いだ。しかし悲劇は、彼女の余りの美しさゆえに起こる。〈灰色の山〉の神に献げられ、獣の花嫁とされるのである。不幸なプシュケー…。オリュアルは一つのランプを妹に与えた、神の正体を見とどけさせようと。そして破局が―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
George
2
愛しさと憎しみのバランスが描かれた物語。どこまで年を重ねても愛の真髄を得ることはできず、到底理解することはできない。しかし、他者への愛を表すことは許されている。その愛はどのような形を持つものなのか。与えるもの、受けるものでどのように様相が変わるのか。2018/04/12
