マルセル・モースの世界

マルセル・モースの世界

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  • サイズ B6判/ページ数 258,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622004684
  • NDC分類 389

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆☆☆☆☆☆☆

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L'arc誌のマルセル・モース特集号(1972)の全訳+付録。フランス社会学の通奏低音となっている社会主義の影響が、様々な角度から明示的/暗示的に指摘されているのが興味深い。とは言っても、白眉は付録であるレヴィ=ストロースの序文。浮遊するシニフィアン、ゼロ記号の話は、いま読んでも刺激的。2014/12/29

きぬりん

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モースの業績を人類学・社会学・経済学・哲学など多角的な視点から論じた論文集。理解をめぐる社会科学方法論やデュルケムとの連関、生産様式に対する視点の欠如などの論点も興味深いが、哲学的にはルドルフ・ガシェによる『贈与論』の脱構築的読解が面白い(初出はデリダのゼミナール報告)。レヴィ=ストロースとフロイトを媒介としたカトリーヌ・クレマンの『呪術論』読解は難解。反ポリシェヴィキ・反コスモポリタンなモースの社会主義観の要諦を国民の連帯を軸とした漸進的改革と見定め、さらに『贈与論』と結びつけるビルンボーム論考が有益。2024/01/08

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