内容説明
より生産的な議論をするために必要なもの、それは問いを明確に意識して、使いこなし、メタレベルで捉える力である。大学生が論文やレポートを書くときはもちろん、社会に出て様々な課題に直面した時、それを「問い」としてとらえ返すことで、解決策に導くことも可能となる。オックスフォード大学では、教授と学生が直接議論し、指導することでその技術を教えている。本書ではその議論を再現し、いかに教え、いかに学ぶかを実例を通して伝えていく。
目次
「問いを編集する」とはどういうことか
第1部 いかに論理を組み立てるか(抽象と具体によって課題を明確化する;分析枠組みはこう使う)
第2部 自分が解くべき問いを見つける(問題意識を俯瞰する;関心をコンテクストにのせる;キーワードを探すために;問いからリサーチ・クエスチョンへ)
学習レポート―チュートリアルを振り返って
著者等紹介
苅谷剛彦[カリヤタケヒコ]
1955年生まれ。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。ノースウェスタン大学大学院博士課程修了、Ph.D.(社会学)取得。東京大学大学院教育学研究科教授を経て、オックスフォード大学教授。専攻は社会学、現代日本社会論
石澤麻子[イシザワアサコ]
1989年生まれ。国際基督教大学(文化人類学専攻)卒。オックスフォード大学大学院現代日本研究修士課程修了。帰国後、コンサルティング会社に入社。退職後、フリーで記事の翻訳、執筆を中心に活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きいち
MIKI(magicrose)
Nobu A
武井 康則
かんがく