出版社内容情報
現代社会を支える化学産業やエネルギー技術の根幹にあるのが「触媒」である.触媒がなければ,肥料も燃料も医薬品も,私たちの生活すらも成り立たない.
本書は,錬金術の時代から産業革命,第一次世界大戦そして近代の石油化学工業の発展に至るまで,触媒がいかに生まれ,育ち,人々の暮らしを変えてきたかを描き出す.科学者・技術者の横顔や時代背景も随所に織り込み,科学・産業・社会の相互作用を物語として提示する.巻末に付した年表や参考文献は教育・研究用の資料としても活用できる.
人類の営みを支え,革新してきた触媒科学者・技術者たちの,幾星霜の物語.
【目次】
第1部 錬金術から近代化学の夜明けへ
1 錬金術と触媒現象の発見
2 科学革命と産業革命
3 触媒化学工業と触媒化学の萌芽
4 化学革命
5 産業革命と科学
6 科学の制度化
7 近代化学の進展と産業革命の新展開
第2部 触媒化学の誕生
8 触媒化学の誕生前夜
9 触媒化学誕生への大きな一歩
10 触媒化学誕生への最後の一歩
11 「触媒現象」の謎
12 Berzeliusと触媒化学の誕生
第3部 触媒化学を支える基礎科学の成立
13 元素周期律の発見
14 熱力学の誕生
15 化学反応の理解の深化
16 発酵の触媒化学
第4部 産業への応用と理論の深化
17 19世紀中葉の科学の発展
18 19世紀中葉の触媒化学と化学工業の発展
19 19世紀中葉の社会と科学・技術
20 化学反応の速度と平衡
21 物理化学の誕生
22 Ostwaldの触媒研究
23 Sabatierと触媒化学の新展開
24 新しい触媒技術:高圧触媒反応
第5部 窒素固定と第一次世界大戦
25 空中窒素の固定
26 Haber, Bosch, Mittaschとアンモニア合成
27 第一次世界大戦と科学者:Bosch
28 第一次世界大戦と科学者:Haber
第6部 触媒化学の成熟と未来
29 触媒化学工業の発展:石炭直接液化
30 石油化学工業の萌芽
31 Langmuirと表面化学
32 近代触媒化学の展開
おわりに
触媒化学・技術の誕生と発展の年表
引用・参考文献
事項索引
人名索引
内容説明
現代社会を支える化学産業やエネルギー技術の根幹にあるのが「触媒」である。触媒がなければ、肥料も燃料も医薬品も、私たちの生活すらも成り立たない。本書は、錬金術の時代から産業革命、第一次世界大戦そして近代の石油化学工業の発展に至るまで、触媒がいかに生まれ、育ち、人々の暮らしを変えてきたかを描き出す。科学者・技術者の横顔や時代背景も随所に織り込み、科学・産業・社会の相互作用を物語として提示する。巻末に付した年表や参考文献は教育・研究用の資料としても活用できる。人類の営みを支え、革新してきた触媒化学者・技術者たちの、幾星霜の物語。
目次
第1部 錬金術から近代化学の夜明けへ
第2部 触媒化学の誕生
第3部 触媒化学を支える基礎科学の成立
第4部 産業への応用と理論の深化
第5部 窒素固定と第一次世界大戦
第6部 触媒化学の成熟と未来
著者等紹介
岡本康昭[オカモトヤスアキ]
島根大学名誉教授。1972年:大阪大学大学院基礎工学研究科博士課程修了(工学博士)。2011~2022年:兵庫県立大学理学部物質科学科客員教授。石油学会賞(学術)受賞(2004)、触媒学会賞(技術部門)(2006)、産学官連携推進会議功労者表彰経済産業大臣賞(2006)、文部科学大臣表彰科学技術賞(開発部門)(2007)を共同受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



