出版社内容情報
脳振盪(脳震盪)はスポーツ現場で最も発生しやすい外傷の一つである。見逃しや早すぎる復帰は、後遺症や再受傷の危険を高める。本書は、脳振盪とはどのようなケガなのか、そして安全に競技へ復帰するにはどうすべきかを、現場で実際に役立つ形で解説する。
一見軽症に見える場合でも、症状の出方や回復のスピードには個人差が大きく、的確な観察と段階的な対応が不可欠である。復帰に至る過程を整理し、発生の予防や再発防止についても示す。競技別に脳振盪が起こりやすいシチュエーションや復帰の注意点や段階的復帰プログラムも紹介する。執筆陣は各競技に精通した専門家であり、競技特性に応じたリスクや留意点を具体的に提示する。
医師、看護師、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、アスレティックトレーナー(AT)、柔道整復師などの医療従事者だけでなく、スポーツ指導者、トレーナー、教員など、選手を支えるすべての人に向けた内容である。
脳振盪の正しい理解と対応が、選手の命と競技人生を守る。トップアスリートから部活動、地域スポーツまで、あらゆる競技レベルを支えるための一冊である。
【目次】
1章 脳振盪とは何か
2章 競技復帰を考える
3章 脳振盪を予防する
4章 引退を選ぶ時のサポート
5章 発生時の対応
内容説明
タックルを受けて頭を地面に打ちつける、ヘディングの競り合いで頭をぶつける、飛んできたボールが頭に直撃する―スポーツの現場では、思いがけず頭部を負傷する場面が少なくない。頭のケガは脳への影響を考慮する必要があり、判断や対応が難しい。その代表的な例が脳振盪である。本書は、脳振盪を起こしてしまった選手が安全にスポーツの現場へ復帰するために、何に注意すべきかを丁寧に解説する。就学・就業への復帰に際しての留意点を示したうえで、各競技に応じた試合復帰までの具体的なステップを提示する。脳振盪の専門的知見に加え、各種競技に精通した執筆者陣が、どの段階までの運動が可能かを具体的に示す。脳振盪は、場合によっては選手生命を脅かしかねないケガである。しかし、適切な対応を行えば、競技復帰の可能性は確実に高まる。本書は、スポーツの現場を支える教員、指導者、トレーナー、医療スタッフに向けて、脳振盪への理解を深め、適切な復帰につなげるための一冊である。
目次
1 脳振盪とは何か(脳振盪とはどのような状態か(中山晴雄)
発生のメカニズム(中山晴雄) ほか)
2 競技復帰を考える(就業・就学復帰までの計画(中山晴雄)
競技復帰までの計画(中山晴雄) ほか)
3 脳振盪を予防する(脳振盪を防ぐ原則(中山晴雄)
競技別注意点)
4 引退を選ぶ時のサポート(脳振盪により引退を考えるのはどのような時か(中山晴雄)
症例から学ぶ引退の判断プロセス(中山晴雄) ほか)
5 発生時の対応(発生時の対応(重森裕)
脳振盪発生時のチェックポイント(福嶋洋) ほか)
著者等紹介
中山晴雄[ナカヤマハルオ]
東邦大学医療センター大橋病院脳神経外科
重森裕[シゲモリユタカ]
福岡大学スポーツ科学部(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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