出版社内容情報
化学工学の基礎を,Excelで例題を解きながら直感的に気軽に楽しく学べる好評書の第2版.
改訂にあたり,下記の点を更新.
・化学工学の最近の進展を取り入れ,初歩的な例題は省略し,化学工学学習に有用な例題,手法を新たに記述.
・K-valueやRachford法など,プロセスシミュレータで用いられる手法を紹介.
・Excelの図は最新のものに全面的に差し替え、操作手順も修正
初版同様,例題で使用するExcelデータは,専用ページから全て無料でダウンロード可能.
【目次】
1 技術計算のためのExcelのツール
1.1 化工計算-モデルと方程式-
1.2 方程式解法のためのExcelのツール
【例題】化学量論係数の決定/沸点計算/熱交換器の熱収支/pHの計算/データの数値積分/破過曲線の数値積分/生態系のモデル/シュレーディンガー方程式
2 蒸留
2.1 2成分系気液平衡計算
【例題】2成分系溶液の沸点計算/2成分系の気液平衡図/気液平衡データの相関(Wilsonパラメータ)
2.2 単蒸留
【例題】単蒸留の蒸留曲線
2.3 フラッシュ蒸留
【例題】2成分系フラッシュ蒸留/多成分系フラッシュ蒸留-Rachford-Rice法-
2.4 2成分系蒸留
【例題】精留(8段)/Excelシート上でのMcCabe-Thieleの図解法
2.5 多成分系蒸留
【例題】FUG法による多成分系蒸留計算
3 抽出
3.1 液液平衡
3.2 連続単抽出
【例題】連続単抽出
3.3 多段抽出
【例題】並流多段抽出/向流多段抽出
4 吸収
4.1 ガスの溶解度
4.2 物質移動の2重境膜モデル
【例題】気液界面濃度
4.3 ガス吸収塔の物質収支-操作線-
【例題】最小液流量
4.4 充?塔高さの求め方-微分方程式による解法-
【例題】充?塔の高さ/NOGと充?塔高さZの計算
4.5 吸収塔の理論段モデル
【例題】吸収塔の理論段モデル
5 ガス系の膜分離操作
5.1 透過係数
5.2 ガス分離膜モジュールのモデル
5.3 ガス分離膜モジュールの分離性能
【例題】両側完全混合モデル/供給側プラグフロー-透過側完全混合モデル/両側プラグフローモデル/供給側プラグフロー-透過側クロスフローモデル/4成分系のガス分離
5.3 パーベーパレーション操作における膜モジュールの分離性能
【例題】パーベーパレーション操作のモデル
6 液系の膜分離
6.1 膜濾過のモデル
6.2 精密濾過MFの透過流束モデル
【例題】Ruthの濾過方程式/クロスフロー濾過
6.3 限外濾過の透過流束モデル(濃度分極モデル,浸透圧モデル)
【例題】限外濾過の浸透圧モデル
6.4 逆浸透・ナノ濾過操作の物質移動係数(流速変化法)
【例題】流速変化法
6.5 膜濾過プロセスのモデル
【例題】回分式濃縮操作/逆浸透の連続濃縮操作/限外濾過の連続濃縮操作
6.6 透析膜モジュールの分離性能
【例題】向流透析膜モジュールの必要膜面積
7 吸着・クロマトグラフィー
7.1 回分吸着
【例題】回分吸着/粒子吸着材のLDFモデル/LDFモデルによる非定常回分吸着
7.2 固定層吸着の破過曲線
【例題】破過曲線のKlinkenberg