構造用接着接合の基礎と耐久性評価 - 疲労・クリープおよび湿熱負荷による複合劣化

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構造用接着接合の基礎と耐久性評価 - 疲労・クリープおよび湿熱負荷による複合劣化

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  • サイズ A5判/ページ数 176p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784621311462
  • NDC分類 579.1
  • Cコード C3053

出版社内容情報

 本書は接着のなかでも、自動車の車体や航空機の胴体のような構造用の接着接合に焦点をあてた入門書である。接着のメカニズムや接着剤の種類といった基礎的な内容から、接着接合の耐久性をどのように評価するのかといった実務に直結するような内容まで取り扱っている。さらに、類書では取り扱われることの少なかった、疲労やクリープなどの力学的負荷、および、湿熱にもとづく環境的負荷とが組み合わさることで生じる複合的な劣化についても丁寧に解説している。

 これらの内容は、接着の研究に長年従事してきた著者による独自の実験データや観察結果を多数交えて紹介しているので、読者自身で実験を行う際の注意点や意識すべきポイントが具体的に理解できるようになっている。これから接着接合の研究を始める初学者はもちろん、経験豊富な読者でも新たな気づきや発見がある内容となっている。


【目次】

第1編 接着工学の基礎
第1章 なぜ接着なのか
 1.1 軽量化の切り札(航空機,自動車の場合)
 1.2 接着接合の長所と短所
   1.2.1 接着接合の長所,接着でしか実現できないこと
   1.2.2 接着接合の短所と課題
 1.3 短所の克服事例(ウェルドボンド)

第2章 接着剤の種類と特徴
 2.1 構造用接着剤とは
 2.2 構造用接着剤の種類
 2.3 接着のメカニズムと被着体の表面処理
   2.3.1 接着接合のメカニズム
   2.3.2 表面処理の種類と働き
   2.3.3 サンドブラスト処理
   2.3.4 酸洗処理
   2.3.5 レーザー処理
   2.3.6 プラズマ処理

第3章 接合強度試験片の種類と作製時,試験時の注意点
 3.1 重ね合わせ継手(LJ)
   3.1.1 LJ試験片作製時の注意点
   3.1.2 LJせん断強度に影響を与える因子と破面
 3.2  ダブルカンチレバー(DCB)
   3.2.1 DCB試験片作製時の注意点
   3.2.2 モードI,モードII試験
   3.2.3 エネルギー開放率G_ICの計算とプロセスゾーンの扱い
 3.3 接着硬化物(バルク)
   3.3.1 バルク試験の目的
   3.3.2 バルク試験片作製時の注意点
   3.3.2 バルクの降伏点の定義
 3.4 T型はく離試験片(T-Peel)
 3.5 くさび型衝撃試験片(IWP)での衝撃試験
 3.6 強度評価試験に用いる試験片/試験機とその目的
 3.7 強度データの統計的整理:ワイブル関数
   3.7.1 最弱リンクモデルとワイブル分布関数
 3.8 破面解析の重要性
   3.8.1 凝集破壊
   3.8.2 界面破壊
   3.8.3 被着体破壊
   3.8.4 凝集破壊の多様性と破面の見方

第4章 分析の基礎:原理と目的
 4.1 光学顕微鏡と偏光顕微鏡
 4.2 電子顕微鏡(SEM)と元素分析(EDS)
   4.2.1 SEM/EDSの原理
   4.2.2  SEM/EDSの観察例
 4.3 接着剤の化学構造分析
   4.3.1  FT-IRの測定原理
   4.3.2 劣化した高分子材料の測定例

第2編 実際の耐久性強度評価(その1:疲労とクリープ)
第5章 耐久性における強度
 5.1 考慮すべき環境負荷および力学負荷
   5.1.1 接着強度に及ぼす諸因子
   5.1.2 構造物の接合部が受ける力学的影響因子
 5.2 材料のふたつの強度

第6章 疲労
 6.1 試験方法と疲労線図の読み方
   6.1.1 

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