出版社内容情報
言葉を紡ぐすべての人に届けたい本――俵万智。没後も人気の衰えない高田敏子の詩と自ら語った創作の秘密。初単行本化。
【著者紹介】
1914年~89年。東京日本橋の生まれ。「お母さん詩人」「台所詩人」と呼ばれる。詩誌『野火』を主宰。室生犀星詩人賞、現代詩女流賞受賞。詩集『月曜日の詩集』、『藤』、『夢の手』他、随筆集など著書多数。
目次
感動―生のよろこび(しあわせ;ロバ ほか)
観察―見えないものまで見る(藤の花;イス ほか)
言葉―連想ゲーム(暮れの町;津軽の旅から ほか)
人生―小さな出合いに心をとめる(お風呂;ふみきり ほか)
詩の心―よりよい思い方(もくせい;花びら ほか)
著者等紹介
高田敏子[タカタトシコ]
1914年東京日本橋の陶器卸業の次女として生まれる。旧制跡見女学校を卒業後、商社員の高田光雄と結婚。任地の旧満州(現在の中国東北地区)・ハルビンや中国・天津に住む。3人の子供の母となり、終戦を台湾で迎える。1948年洋裁の仕事をするかたわら、現代詩のグループに入り詩を書きはじめる。1960年朝日新聞家庭欄に毎週、写真付きの詩を連載。1961年この新聞連載の仕事にたいして、第一回武内俊子賞受賞。受賞が契機となり「お母さん詩人」「台所詩人」などと呼ばれ、活躍の場が広がる。1966年詩誌『野火』を創刊。詩の講座の講師も数多く務め、多くの人々に詩を書く喜びを伝えた。詩集『月曜日の詩集』、『藤』、『夢の手』他、随筆集など著書多数。室生犀星詩人賞、現代詩女流賞受賞。1989年74年の生涯を閉じる。詩誌『野火』は141号で終刊(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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