出版社内容情報
野外で多様な生物を観察すると「この違いはどうやって生じたのだろうか?」「この違いに何か意味はあるのであろうか?」「これらは別種なのか,同種なのか?」「オスとメスは,どうしてこんなに違うのか?」などといった疑問がふつふつと湧いてくるであろう.
本書は,こうした学生や研究者たちからの要望に応えるために,生態遺伝学の重要なポイントをできるだけ平易に説明することを目指した入門書である.
また,ここ10 年ほどの間に,次世代シークエンサーの開発によって野生生物のシークエンス解析が容易になり,集団遺伝学と進化生態学が急速に融合してきた.このような急展開を遂げつつある生態遺伝学の分野をカバーする唯一の教科書となる.
内容説明
野外で多様な生物を観察すると「この違いはどうやって生じたのだろうか?」「この違いに何か意味はあるのであろうか?」「これらは別種なのか、同種なのか?」「オスとメスは、どうしてこんなに違うのか?」などといった疑問がふつふつと湧いてくるであろう。本書は、こうした学生や研究者たちからの疑問に応えるために、生態遺伝学の重要なポイントをできるだけ平易に説明することを目指した入門書である。また、ここ10年ほどの間に、次世代シークエンサーの開発によって野生生物のシークエンス解析が容易になり、集団遺伝学と進化生態学が急速に融合してきた。このような急展開を遂げつつある生態遺伝学の分野をカバーする唯一のテキストとなる。
目次
第1章 生態遺伝学のための集団遺伝学入門
第2章 量的遺伝学入門
第3章 適応進化の遺伝基盤:表現型から迫る
第4章 適応進化の遺伝基盤:ゲノムから迫る
第5章 適応進化の分子機構
第6章 種分化の定義および内因性雑種異常の遺伝基盤
第7章 生態的種分化と種分化ゲノム
第8章 性的二型の進化遺伝機構
第9章 性染色体進化の遺伝機構
著者等紹介
北野潤[キタノジュン]
国立遺伝学研究所ゲノム・進化研究系生態遺伝学研究室教授。専門分野:進化遺伝学、生態遺伝学。京都大学卒業後、2002年に京都大学大学院医学研究科にて医学博士取得。京都大学大学院生命科学研究科助手、フレッドハッチンソン癌研究所ポスドク研究員、東北大学大学院生命科学研究科助教を経て、2011年より国立遺伝学研究所特任准教授、2015年より同研究所教授。トゲウオ科魚類を中心に野生動物の種分化や適応進化の遺伝基盤の研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- やっぱり今日でした