出版社内容情報
ヨーロッパの中でも近代統一国家の形成が遅かったドイツにおいて、人々を「ドイツ人」へと自覚させ形成させる役割を担ったのが、言葉であり、古くから姿を変えつつ受け継がれてきた言語文化だった。中世からルネサンス・バロックを経てゲーテとシラーに到るまでの歴史と建築・文学の流れと、彼らの後のロマン主義の潮流の中でナショナリズムへと舵を取るドイツ語圏の姿とを素描することで、「ドイツ」へと至る文化を読む。
内容説明
ヨーロッパの中でも近代統一国家の形成が遅かったドイツにおいて、人々を「ドイツ人」へと自覚させ形成させる役割を担ったのが、言葉であり、古くから姿を変えつつ受け継がれてきた言語文化だった。中世ロマネスク・ゴシックの時代からルネサンスとバロックを経てゲーテとシラーに到るまでの歴史・造形文化・文学の流れと、彼らの後のロマン主義の潮流の中でナショナリズムへと舵を取るドイツ語圏の姿とを素描することで、「ドイツ」へと至る文化を読みとく。
目次
第1章 序―「文化」についての基本的な考え方
第2章 ロマネスク様式・ゴシック様式
第3章 ルネサンス1
第4章 ルネサンス2
第5章 バロック1
第6章 バロック2
第7章 啓蒙主義1
第8章 啓蒙主義2
第9章 ロマン主義
第10章 おわりに
著者等紹介
坂本貴志[サカモトタカシ]
1969年生まれ。東京大学大学院修了。博士(文学)。山口大学講師、准教授を経て、現在、立教大学文学部教授。専門はドイツ文学、特にシラーとゲーテを中心とする文学と哲学、バロックからロマン主義期にかけての“世界知”の展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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