出版社内容情報
日本にある多くの建築を、古代から現代まで時代順に、また神社、寺院、住宅の種類別に二十章にまとめた日本建築の教科書。文章はできるだけ短く、わかりやすく、図と写真を豊富に使い、専門用語にはすべて読み仮名を付けて、初めての人にも読みやすい構成。
目次
奈良の古寺―飛鳥・奈良時代の寺院
塔―使われ方と形
山の仏堂・密教建築―平安寺院建築の幕開け
阿弥陀堂―平安後期仏堂の象徴・往生の建築
神社―神殿の代表的五形式
神社の景観―様々な社殿と境内
大仏様―鎌倉時代導入の新手法
禅宗様―渡来僧たちが伝えた新様式
禅宗伽藍と方丈―禅宗建築の景観と塔頭
中世仏堂様式の工夫―新和様・折衷様
鎌倉新仏教の仏堂―浄土宗・日蓮宗・浄土真宗・時宗
書院造―権力者住居様式の完成
茶室―装飾的書院造と一対の住び空間
建築と庭―日本建築空間の特質
城―桃山・江戸時代武家政権の象徴
大寺院復興―江戸時代庶民信仰と大建築再建
霊廟―権力者を祀る絢爛豪華な建築
民家―庶民住宅の形
町並み―全国に残る集住の形
近現代建築―明治時代以後の建築系譜
著者等紹介
松〓照明[マツザキテルアキ]
福島県生まれ。日本建築意匠研究所代表。明治大学大学院講師、東京藝術大学講師、横浜国立大学講師など。博士(工学)。一級建築士。専門は日本建築史意匠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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