出版社内容情報
The Art of Writing Reasonable Organic Reaction Mechanisms,3nd ed.の翻訳書。
どのような有機反応に出合っても合理的な反応機構が書けるようになるための書。読者対象は初学者ではない有機化学を学ぶ人。“反応機構は出発物と反応条件によって決まる第1段階が重要である”という考えにより、反応条件ごとに章立てしている。各反応を電子の流れで示すことで、メカニズムと電子論が理解でき、有機合成反応に対する幅広い知識を習得。遷移金属介在反応と遷移金属触媒反応についても取り上げ、有機反応機構の立場から有機金属化学の考え方を解説。有機化学を志す人にとって大きな助けになるだろう。改訂版では、表現の改善のほか,生化学反応の機構やC-H活性化などを加筆。解答掲載ページにはwww.uky.edu/‾rbgros1/textbook.htmlから入ることができる。
内容説明
どのような有機反応に出合っても、合理的な反応機構が書けるようになるための書。初歩より、もう一歩進んだ“有機化学者のための反応機構の書き方”が記されています。本書は、“反応機構は出発物と反応条件によって決まる第1段階が重要である”という考えのもと、反応条件ごとに章立てされており、さらに、遷移金属介在反応と遷移金属触媒反応についても取り上げ、有機反応機構の立場から有機金属化学の考え方を解説しています。有機化学をより深く理解するための大きな助けになること請け合いです。改訂版では、表現の改善のほか、生化学反応の機構、C‐H活性化などが加筆されています。
目次
1 基本的事項
2 塩基性条件における極性反応
3 酸性条件における極性反応
4 ペリ環状反応
5 ラジカル反応
6 遷移金属反応
7 総合問題
著者等紹介
奥山格[オクヤマタダシ]
工学博士。1968年京都大学大学院工学研究科博士課程修了。1999~2006年姫路工業大学・兵庫県立大学理学部。現在、兵庫県立大学名誉教授。専門、物理有機化学・ヘテロ原子化学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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