出版社内容情報
多項式の代数と代数多様体の幾何の関係を,アルゴリズム的な方法で解説するという方針で執筆されており,グレブナー基底を学ぶ入門書として好評を得てきたテキストの改訂版である.
翻訳にあたって上下巻の2分冊とし,改訂にさいして下巻には第10章が新たに追加され,グレブナー基底計算に関する最新の重要な話題が紹介される.さらに,Mapleをはじめとする数式処理ソフトウェアでの計算例が多数掲載されているが,新しいソフトウェアの登場や仕様変更に合わせて,ソフトウェアの紹介も一新されている.
目次
第6章 ロボティクスと幾何の定理の自動証明(ロボットの幾何的記述;順運動学問題 ほか)
第7章 有限群の不変式論(対称多項式;有限行列群と不変式環 ほか)
第8章 射影代数幾何(射影平面;射影空間と射影多様体 ほか)
第9章 多様体の次元(単項式イデアルが定義する多様体;単項式イデアルに含まれない単項式 ほか)
第10章 さらなるグレブナー基底計算アルゴリズム(準備;ヒルベルト駆動型ブッフバーガーアルゴリズム ほか)
付録
著者等紹介
大杉英史[オオスギヒデフミ]
関西学院大学理学部数理科学科教授。専門分野:計算可換代数、計算幾可、組合せ論
土谷昭善[ツチヤアキヨシ]
東邦大学理学部情報科学科講師。専門分野:計算可換代数、組合せ論、代数幾何学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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