出版社内容情報
多項式の代数と代数多様体の幾何の関係を,アルゴリズム的な方法で解説するという方針で執筆されており,グレブナー基底を学ぶ入門書として好評を得てきたテキストの改訂版である.
翻訳にあたって上下巻の2分冊とし,改訂にさいしては多くの箇所で証明が改良されているが,特に
上巻で導入される拡張定理については,グレブナー基底を用いた証明が新たに加わっている.
目次
集合と関数にまつわる記号
第1章 幾何、代数、アルゴリズム(多項式とアフィン空間;アフィン多様体 ほか)
第2章 グレブナー基底(k[x1,…,xn]の単項式順序;k[x1,…,xn]の割り算アルゴリズム ほか)
第3章 消去理論(消去および拡張定理;消去の幾何 ほか)
第4章 代数と幾何の対応(ヒルベルトの零点定理;根基イデアルとイデアル―多様体対応 ほか)
第5章 多様体上の多項式関数と有理関数(多項式写像;多項式環の商 ほか)
著者等紹介
大杉英史[オオスギヒデフミ]
関西学院大学理学部数理科学科教授。専門分野:計算可換代数、計算幾可、組合せ論
土谷昭善[ツチヤアキヨシ]
東邦大学理学部情報科学科講師。専門分野:計算可換代数、組合せ論、代数幾何学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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