出版社内容情報
今日では、地震の揺れを感じると数分後にテレビやインターネット上に震源の場所や各地の震度、マグニチュードなどが表示される。これは、各地で観測された地震記録から、自動的に地震波の到着時間や振幅が読み取られ、計算されているからである。この観測技術の発展は、巨大地震や噴火が起こるたびに整備されてきた観測体制と、地道な「観測」の積み上げによる結果である。
本書は火山学・地震学を縁の下で支える「観測」に注目し、観測データを得るまでのプロセスや歴史的背景を解説。データを使用することがあたり前となっている今、自然科学の基礎である「観測」の重要性を見直すことができる一冊。
内容説明
今日では、地震の揺れを感じると数分後にテレビやインターネット上に震源の場所や各地の震度、マグニチュードなどが表示される。これは、各地で観測された地震記録から、自動的に地震波の到着時間や振幅が読み取られ、計算されているからである。この観測技術の発展は、巨大地震や噴火が起こるたびに整備されてきた観測体制と、地道な「観測」の積み上げによる結果である。本書は火山学・地震学を縁の下で支える「観測」に注目し、観測データを得るまでのプロセスや歴史的背景を解説。データを使用することがあたり前となっている今、自然科学の基礎である「観測」の重要性を見直すことができる一冊。
目次
第1章 地震のいろいろ
第2章 火山のいろいろ
第3章 地震観測の黎明期
第4章 地震学の発展期
第5章 新しい時代の始まり
第6章 地震予知
第7章 観測は研究の礎
第8章 地震学と火山学を支える観測
第9章 南極観測
著者等紹介
神沼克伊[カミヌマカツタダ]
国立極地研究所・総合研究大学院大学名誉教授。理学博士。専門は固体地球物理学。東京大学大学院理学研究科修了後に東京大学地震研究所に入所、地震や火山噴火予知の研究に携わる。1974年より国立極地研究所で南極研究に従事。二度の越冬を含め南極へは15回赴く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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まーくん
takao