出版社内容情報
本書は粒子法に関する専門書である.粒子法といっても,SPHやMPS,DEMなど様々あるが,本書では各計算手法の共通点や,差異などを整理して紹介しており,粒子法への理解を深めることができる.粒子法を用いて実際に問題を解く際には,最適な計算方法を選択して,実装することができるようになるまで導く.
連続体の力学の復習からはじめ,流体,粒状体,剛体,混相流を粒子法で扱うための方法を紹介しており,粒子法の応用も広く学ぶことできる.粒子法を学びたい人への最初の1冊としてお勧めの書となっている.
内容説明
本書は粒子法の原理、特徴を深く理解した上で、現実の問題が解けるようになるまで導くことを目指した専門書である。粒子法には、SPHやMPS、あるいはDEMなど様々な計算手法が存在するが、本書では各手法の共通点や違いを整理して紹介しており、粒子法全般についての理解の深耕を促す。本書ではまず連続体力学の復習からはじめ、差分法や有限要素法といった他の数値シミュレーション手法と比較しながら、粒子法を解説する。加えて、粒子法を用いる際の注意点や、誤解しやすいポイントも合わせて紹介している。応用例として、流体、粒状体、剛体、混相流を取り扱っており、幅広い解析事例を通して粒子法の可能性を知ることができる。粒子法をはじめたい人への最初の1冊、あるいは一度勉強しても十分に理解できなかった人への再学習としてもお勧め。
目次
第1章 質点・剛体からの連続体へ
第2章 数値シミュレーションにおける粒子の役割
第3章 SPHによる流体の解析
第4章 DEMによる粒状体の解析
第5章 DEMによるマルチボディダイナミクス
第6章 SPH‐DEMによるマルチフェーズ解析
著者等紹介
浅井光輝[アサイミツテル]
九州大学大学院工学研究院社会基盤部門准教授。2003年東北大学大学院工学研究科土木工学専攻博士後期課程修了。博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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