出版社内容情報
有限要素法は偏微分方程式の汎用的な近似解法であり、計算機の普及とともに、構造解析や流体解析などさまざまなシミュレーションに必要不可欠となっている。また、問題の複雑化、大規模化の要求に応えるために、日進月歩の並列ハードウェアに対応した、ソフトフェアの並列化が進められている。
こうした並列化対応の有限要素法である並列有限要素法を実践的に活用するため、本書では非線形構造解析のためのオープンソースプログラムであるFrontISTRを用いて解説する。FrontISTRの数理、離散化、並列化戦略などの基本原理から、プログラムの実装と改良の解説、そして近年の潮流であるクラウドコンピューティング事例まで、実用に供する話題を広くカバーしており、非線形並列有限要素法をはじめたい読者が、本書を手にとりながら実践できるような内容となっている。
内容説明
有限要素法は偏微分方程式の汎用的な近似解法であり、計算機の普及とともに、構造解析や流体解析などさまざまなシミュレーションに必要不可欠となっている。また、問題の複雑化、大規模化の要求に応えるために、日進月歩の並列ハードウェアに対応した、ソフトウェアの並列化が進められている。こうした並列化対応の有限要素法である並列有限要素法を実践的に活用するため、本書では非線形構造解析のためのオープンソースプログラムであるFrontISTRを用いて解説する。FrontISTRの数理、離散化、並列化戦略などの基本原理から、プログラムの実装と改良の解説、そして近年の潮流であるクラウドコンピューティング事例まで、実用に供する話題を広くカバーしており、非線形並列有限要素法をはじめたい読者が、本書を手にとりながら実践できるような内容となっている。
目次
1 非線形有限要素法
2 並列有限要素法
3 非線形静解析のプログラム
4 要素計算のプログラム:libおよびlib/elements
5 材料構成則のプログラム:libおよびlib/physics
6 FrontISTRのカスタマイズ
7 利用環境
8 FrontISTRのクラウド利用