出版社内容情報
実験結果と仮定を組み立てながら理論を考察し、組み立てていく、ボルツマンが著した気体論の教科書。
目次
1部 単原子分子の気体論:分子密度が平均的な道のりで消滅する(分子は弾性球である:外力と目に見える集団運動が欠けている;分子は力中心である:外力と気体の目に見える運動の考察;分子は距離の5乗冪に逆比例する力で反発する)
2部 Van der Waalsの理論・衝突分子を持つ気体・気体の解離・結び(van der Waalsの理論の基本的特質;van der Waalsの理論の物理学的な議論;気体論の役に立つ一般的な力学の法則;合成された分子を持っている気体;ビリアル概念によるvan der Waalsの方程式の誘導;解離の理論;合成分子を持っている気体における熱平衡についての法則への補足)
著者等紹介
若野省己[ワカノマサミ]
1954年京都大学理学部卒業。1961年プリンストン大学大学院博士課程修了。Ph.D.1961年京都大学助手。1965年京都大学理学博士。1982年京都大学教養部教授。1994年帝京大学教授。2001年帝京大学退職。京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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