出版社内容情報
日本との文化交流の記録をもとに、デンマーク文化の彩を現地在住の著者が解説する。
内容説明
西洋各国の東インド会社がアジアに交易を求め大海原に乗り出した一六〇〇年代、鎖国下にあった日本にも西洋文化の便りが届き始めた。北欧・デンマークの文化は、アンデルセンをはじめとした個性豊かな文学、絵画、音楽、彫刻などに加え、デザインや食文化、ライフスタイルまで、現代においてもその魅力が世界に発信され続けている。日本は幕末以降、教育、学術などの分野で重要な交流を重ねた。デンマークと日本という小国を舞台にした文化交流の貴重な記録と詳細な検証をもとに、遠くて近い国デンマークの文化と魅力を、デンマーク在住の筆者が現地の風と共に届ける。
目次
1部 デンマークの歴史から文化・社会まで(デンマークの歴史・地理と日本との接点;デンマーク人の進取の気性と日本との接点;デンマークの美術・デザインと日本との接点;デンマークの学術・科学と日本との接点;デンマークの文学・音楽と日本と接点;デンマークの教育・福祉と日本との接点;デンマークの食文化と日本との接点)
2部 日本・デンマーク文化交流史から(幕末維新期まで;明治期以降、敗戦まで;戦後から現代まで)
著者等紹介
長島要一[ナガシマヨウイチ]
1946年東京に生まれる。コペンハーゲン大学DNP特任名誉教授。コペンハーゲン大学よりPh.D.ならびにDr.phil.取得。日本・デンマーク文化交流史研究のほか、森〓外研究、アンデルセン作品の翻訳を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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