出版社内容情報
現代人が直面する様々な社会問題について、1テーマ見開き2p/4pで専門家がやさしく解説します。
内容説明
21世紀という時代を、我々はどう生きればいいのか?格差や犯罪など従来からの社会問題に加えて、科学技術の進歩、例えばAIや生殖医療なども、新たな社会問題を我々に突きつけている。こうした疑問に答えるには、結局、望ましい社会のあり方を考えざるをえない。その道しるべとして社会学の基礎的な考え方から、家族・災害・グローバル化などの各論までを、専門家が平易に解説する、1テーマ2頁または4頁見開き完結の教養読本。
目次
第1部 社会学とは
第2部 社会変動―その趨勢とメカニズム
第3部 現代社会が抱える問題群―現在から未来へ(家族のゆくえ;医療と福祉のゆくえ;犯罪と司法のゆくえ;マス・メディアのゆくえ;情報化のゆくえ ほか)
第4部 社会的なるもの・公共性・正義の可能性―将来社会のデザイン
著者等紹介
友枝敏雄[トモエダトシオ]
大阪大学国際共創大学院学位プログラム推進機構特任教授・大阪大学名誉教授。専攻は理論社会学、社会変動分析
樋口耕一[ヒグチコウイチ]
立命館大学産業社会学部准教授。専攻は情報とコミュニケーション、社会調査法
平野孝典[ヒラノタカノリ]
桃山学院大学社会学部准教授。専攻は自殺の社会学、社会病理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぷほは
3
高レベルな概説書。序盤と終盤はどうでもいいが、中間の第Ⅲ部各章の個別テーマはことごとく読み応えがある。関西圏の学説研究が基底なのでパーソンズが頻出する等の偏りはあるものの、連字府社会学の「いま」を把握する上で非常に有益。5章の情報化は独特すぎる一方、11章の環境・災害、12章の地域社会などは他の教科書であまり見ない所が行き届いており、SDGsやコロナ禍にも触れてある。惜しむらくは「生きるため」のタイトルだからか、CSや文化社会学、教育社会学が完全に無視されており、ブルデューの名前も一切出てこないことか。2021/04/03
Go Extreme
1
社会学とは:西洋近代 社会科学 社会変動ーその趨勢とメカニズム:社会変動 短期的・長期的趨勢 地球レベル 現代社会が抱える問題群ー現在→未来 家族:少子高齢化社会 ワークライフバランス 医療と福祉 犯罪と司法 マス・メディア 情報か AIとロボット 宗教 ジェンダー・セクシュアリティ 労働と貧困 格差・不平等 環境と災害 地域社会 社会運動と民主主義 国家 グローバリゼーション 社会的なるもの・公共性・正義の可能性ー将来社会のデザイン:社会の4つの領域と下からの公共性 正義の二原理 2021/02/25
ごみむし
0
KHcoder関連の本ではなかった。個々の社会問題に対する論説集だった。2022/01/22