内容説明
相対性理論を学び、理解しようとするうえで、その難解さからつまずいてしまった経験をお持ちの方も少なくないはずだ。この本では、おもに宇宙に関係する問題を取り上げ、相対性理論初学者が陥りやすい疑問や誤ってたどり着いた結論を“正しい間違い”とし、数式や図を用いて正しい理解へ到達できるように道筋を示している。
目次
宇宙論編(ビッグバンはいつ起きたか?;ビッグバンはどこで起きたか?;絶対静止系は存在するか?;銀河は膨張しているか?;宇宙の大きさは138億光年か?)
ブラックホール編(ブラックホールで光は止まるか?;ブラックホールは星を砕くか?;ブラックホールは蒸発しているか?)
加速度運動編(10光年先の星に10年未満で行けるか?;10光年先の星は超光速で落下するか?;長大宇宙船はローレンツ収縮するか?;長大宇宙船をローレンツ収縮させるには?)
著者等紹介
木下篤哉[キノシタアツヤ]
気象庁地球環境・海洋部環境気象管理官付調査官。1985年島根大学理学部物理学科卒業。中学校・高校講師、気象庁松山地方気象台航空出張所を経て、2017年より現職。おもな研究分野は環境気象関連一般(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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