出版社内容情報
固体の拡散現象を基礎から説いた名著の第2版の邦訳。当該分野を学び始める方にとって最適な一冊。
内容説明
各種物質の物性やミクロ組織の制御にとって、固体内拡散に対する理解は、材料科学や材料工学にとって必須である。原書2版では、初版に比べてページ数が増加し、新しい実験結果やモデルが紹介され、演習問題の多くが更新されている。加えて、翻訳時に新たに追加された付表では、代表的な金属(Al,Mg,Ti,Fe,CuおよびNi)中における最新の研究を含む詳細な拡散データが掲載されている。また、1989年の原書刊行以降の成果も、訳注および付表中で多数紹介されている。本書は固体内拡散の教科書として優れているばかりでなく、同分野の最新の情報も得ることができる。固体内拡散の理解を深める上で最適な書籍である。
目次
第1章 拡散方程式
第2章 拡散の原子論
第3章 希薄合金中の拡散
第4章 濃度勾配下での拡散
第5章 非金属中の拡散
第6章 高速拡散路
第7章 固体中のサーモトランスポートおよびエレクトロトランスポート
付表 代表的な金属中の各種元素の拡散データ
著者等紹介
シュウモン,P.[シュウモン,P.] [Shewmon,Paul]
教授。Department of Metallurgical Engineering,Ohio State University
藤川辰一郎[フジカワシンイチロウ]
東北大学工学部卒業。東北大学大学院工学研究科修了、工学博士。東北大学金属材料研究所、同大学工学部材料物性学科および、同大学大学院工学研究科材料物性学専攻勤務を経て、現在、東北軽金属研究室代表。その間、Max‐Planck‐Institute f¨ur Metallforschung,Institut f¨ur Physik;Universit¨at Stuttgart,Institut f¨ur Theoretische und Angewandte Physik;Hahn‐Meitner‐Institut Berlin,Bereich Kernchemie und Reaktor各客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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