目次
秋色桜
徂徠豆腐
紀伊國屋文左衛門 宝の入船
仙台の鬼夫婦
寛政力士伝より谷風の情け相撲
お富与三郎
太閤記より日吉丸の誕生と矢矧橋
寛永三馬術より出世の春駒
大岡政談より徳川天一坊・網代問答
著者等紹介
瀧口雅仁[タキグチマサヒト]
1971年東京生まれ。演芸評論家。現在、恵泉女学園大学、和光大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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菊地
2
控えめな講談自体の説明に合わせて、有名な話が現代文風書き下し文が収録されている。 現代文に近い形で書き下されているので、講談特有な調子は伝わってこないけど、別添えの解説が無くても「物語」の内容は理解できる点は良かったとは思う。 「講談の歴史、魅力を伝える」という点は弱いし、「講談師の使っている台本を見てみたい」という需要にはまったく応えられないけど、「講談で話されている話の筋を知りたい」という需要には答えられる内容ではあった。2023/09/02
Shinjuro Ogino
0
9編の講談を収録。子供の頃に読んだ、ないし聞いた記憶のある話を改めて読み、人情もの等に感激して、自分の日本人としての心情を理解した。 意外だったものを1つ紹介。「お富与三郎」は、小学生時代に、春日八郎のヒット曲「お富さん」をよく歌っていた。しかし、実際は与三郎は予想外に軽薄な男だ。殺人もする。勉強になったのは、歌詞にも出てくる「玄冶店(げんやだな)」。質屋の店先ぐらいのものかなと思っていたが、現在の東京の人形町の一部に相当する地名だそうだ。2019/12/02
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