- ホーム
- > 和書
- > 人文
- > 文化・民俗
- > 文化・民俗事情(海外)
出版社内容情報
【内容紹介】
ロシアはいまだに大いなる謎であり続けている.日本人にとって,ロシアは第一に,重要な隣人である.しかし隣人であるというのに,その素顔はあまり知られていない.それゆえどうしても,実態に必ずしも即していないさまざまなイメージが一人歩きしている.
本事典は,国内外で活躍する研究者や実務家205名ら,ロシア研究者の総力をあげて編集&執筆した意欲作である.これまでの蓄積と最新の研究動向を反映し,ロシアの多彩な側面を広く深く解説することを目指した.ワンテーマ1見開き完結でどこから開いても興味深く読んでいただける一冊.
目次目次詳細はこちら(PDFで開きます)
ロシア革命から100余年―全362項目でいまだ謎に満ちた大国の深層に迫る.
1章「歴史」,2章「大地と人」,3章「信仰」,4章「民衆文化」,5章「生活」,6章「食」,7章「娯楽とスポーツ」,8章「言葉」,9章「文学」,10章「舞踏・演劇」,11章「映画」,12章「美術・建築」,13章「音楽」,14章「思想」,15章「学術・技術」、16章 「ロシアと世界」,17章「ロシアと日本」
【付録】
①国旗・国章解説
②社会・政治・文化年表
参考・引用文献一覧
事項索引・人名索引
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kerberos
1
事典という性格上、「読み終わる」ということはない。座右の書。2021/08/19
たろーたん
0
ロシアはもともと自然崇拝と祖先崇拝があって、精霊と悪魔の境界線が曖昧である。これらはキリスト教受容後にも根深く残り、神と戦って水に落ちた悪魔はヴォジャノーイ、森に落ちた悪魔はレーシー、家に落ちた悪魔はドモヴォイになったとフォークロアでは語っている。呪術信仰も残っており、全ロシア世論調査センター(2016年)によると、「呪術で人を呪うことはできる」が36%、内27%は個人的に経験したことがあると答えている。また民間医療にも呪術的なモノが入っており、著者は医者が呪術師を勧めた事例を何度も聞いたと言っていた。続2024/01/14