内容説明
「起こったことが話題にならず、話題にならなかったことが起こる」―多くの民族が行きかったスペインの歴史は、断絶と変転に満ちている。先史時代からイスラム時代、華やかなハプスブルクの時代とその衰亡、そして激動の20世紀を経て現代にいたるスペインの歴史―多数の珍しい写真を盛り込みながらコンパクトにストーリー展開する楽しく読める通史。
目次
先史時代のスペイン
ローマの台頭
西ゴート王国
イスラム・スペイン
レコンキスタ(国土再征服戦争)
カトリック両王による国家統治
ハプスブルク朝スペインの誕生
ハプスブルク・スペイン
ブルボン朝スペインの誕生
スペイン独立戦争と絶対王政への復帰
カルリスタ戦争と混乱の王政
第一共和政と王政復古
第一次世界大戦と立憲君主制の崩壊
スペイン第二共和国
スペイン内戦
フランコ体制
現代史
日西関係
著者等紹介
川成洋[カワナリヨウ]
法政大学名誉教授、スペイン現代史学会会長、書評家、武道家。北海道大学文学部卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科修士課程修了。社会学博士(一橋大学)。1942年札幌生まれ。マドリード大学客員研究員、ロンドン大学客員研究員、ケンブリッジ大学客員研究員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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coolflat
14
5頁。紀元前1100年以降、フェニキア人が北アフリカの陸地沿いに西へ航海し、イベリア半島東部と南部一帯に侵入し、彼らはイベリア半島の岩塩や金属、塩漬けの海産物を求め、また魚業交易を確保するためにやってきた。そのために交易都市を建設したが、その嚆矢は何と言っても、伝承によると前1104年頃に建設されたアンダルシアのカディル(現カディス)である。地中海と大西洋へのルートの寄港地であり、北アフリカへの寄港地でもあった。さらに前800年頃、フェニキア人の航行路でもある北アフリカ北岸に植民市カルタゴを建設した。2024/04/24
藤埜
1
スペインの歴史を一気に学ぶ事が出来ました。が、他の国の歴史を読んだ時も同様でしたが、近代に舞台が移るととたんに興味のレベルが下がってしまいます。中世までが好きすぎるんですよね。 2020/09/22
takao
1
ふむ2020/03/24
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- 和書
- 古典文学の常識を疑う