出版社内容情報
建築理論が整備された17世紀後半から転換期である1960年代後半までの300年に及ぶ西洋の建築理論の歴史を詳細に解説。
加藤 耕一[カトウ コウイチ]
内容説明
建築理論は17世紀に整備されると、19世紀には国家的アイデンティティーの勃興と建築雑誌の普及によりその領域を拡大し、20世紀のさまざまな宣言書は、建築界に論争を巻き起こしてきた。本書は「理論」と「近代」という言葉が重要性を帯びるようになった17世紀後半から、建築理論というものの文脈が大きく変動した1960年代後半までの、300年にも及ぶ建築理論の歴史を詳細に解説している。建築理論を語るうえで欠かすことのできないヨーロッパ諸国はもちろん、のちに近代建築のリーダーシップをとるアメリカやその他の地域についても広く論じている。
目次
序奏
啓蒙思想と新古典主義理論
18世紀イギリスの理論
新古典主義と歴史主義
ドイツ理論の興隆
19世紀半ばの様式論争
アメリカの歴史主義
アーツ・アンド・クラフツ運動
補説:20世紀ドイツ・モダニズムの概念的基礎
モダニズム1889‐1914
ヨーロッパにおけるモダニズム1917‐1933
アメリカにおけるモダニズム1917‐1934
恐慌、戦争、その後1934‐1958
モダニズムへの挑戦状 ヨーロッパ1959‐1967
モダニズムへの挑戦状 アメリカ
エピローグ
著者等紹介
加藤耕一[カトウコウイチ]
1973年生まれ。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程修了。現在、同大学院建築学専攻准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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