資源論―メタル・石油埋蔵量の成長と枯渇

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資源論―メタル・石油埋蔵量の成長と枯渇

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  • サイズ B6判/ページ数 168p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784621300282
  • NDC分類 334.7
  • Cコード C3050

出版社内容情報

枯渇するといわれた資源は耐用年数に変化がないのはなぜなのか。資源経済学の第一人者が的確なデータをもとに解説した一冊。

内容説明

驚異的な資源(金属)消費量とは裏腹に、埋蔵量は増加、耐用年数は変化していない。それはなぜか?この問に的確なデータをもとに、解答を導き出そうとしているのが本書である。

目次

1章 なくならなかった資源(「豊かな社会」と資源の消費;資源予測)
2章 鉱山規模の拡大とメタル価格、リサイクル(鉱山操業の流れと技術の発展;銅、亜鉛、鉛の価格推移;リサイクル)
3章 資源の枯渇とは(銅資源の枯渇;石油・天然ガス資源の枯渇;心配される近・中未来の銅資源;海底鉱物資源)
4章 わが国における現未来の資源予測(混乱を引き起こしやすいメタル;寡占支配の進む資源界でのわが国の資源産業;下流から見上げた資源戦略へ転換;わが国の現未来の資源戦略;ボトルネックになりやすい事項;空論に終わらせないための対応策)

著者等紹介

西山孝[ニシヤマタカシ]
1965年京都大学大学院資源工学専攻修士課程修了、京都大学助手、講師、助教授、教授(エネルギー科学研究科)を経て2003年退官。現在、京都大学名誉教授、東京大学生産技術研究所サステイナブル材料国際研究センターシニアフェロー。工学博士。専攻:資源経済学、資源地質学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たこ焼き

5
地球の鉱物資源が枯渇することはない。人間が鉱物資源をとりつくすには地球は大きすぎる。しかしコストがかからず簡単に資源を獲得できるような質の良い鉱床は確実に減ってきており(特に銅は2070年がデッドライン)、代替品の利かない鉱物はベースメタルからレアメタルになり、質の悪い鉱床でコストをかけて生産せざるを得なくなる。これは電化製品価格、電気代の高騰を意味する。硫化鉱物(銅、亜鉛、鉛)は危機的状況にある。代替品となる鉱物を探すことが科学文明の維持の上で不可欠。資源開発は時間がかかり短期的成果を求めると実らない2022/02/27

かちを

0
★☆☆☆☆2018/01/24

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